能登の畠山氏が創建した興臨院は、後に前田利家公が修復して以来、前田家の菩提寺となっており、現在では毎年春と秋のみ特別公開されます。室町期創建の禅宗建築の代表作で、重要文化財の本堂や表門、唐門などを見ることができます。桃山風の豪放な石組みの方丈庭園は、理想の蓬莱世界を表現するとされます。本堂の桧皮葺の屋根は、近代の寺院よりも低く、優美で安定感があり、観る人に静寂と落ち着きを感じさせます。
2025年3月15日~6月15日
拝観時間/10:00~16:30(受付終了) ※3月20日は拝観休止。状況により変更や拝観休止となる場合あり