仁徳天皇陵古墳は、世界最大級の墳墓で、5世紀中頃に築造されたと考えられている。全長486mの前方後円墳で、周囲の三重の濠を含めると面積は46万4000平方m余り。甲子園球場が12個入る大きさである。周辺には巨大なものから小規模なものまで、円、方、帆立貝とさまざまな形の古墳が43基現存し、この古墳群を「百舌鳥古墳群」という。古墳造りに膨大なエネルギーを集中した時代が、かつて日本にあったことを物語る証拠である。2019年7月、「百舌鳥・古市古墳群」として、ユネスコ認定の世界文化遺産に登録された。古墳の南側にある百舌鳥古墳群ビジターセンターでは、入門的な展示や8K空撮映像などのシアターで、古墳群の価値や魅力を体感できる。