かつては神聖な場所として信仰された生駒山の麓にある古社。創立年代は定かではないが、古くからこの地に鎮座しており、正倉院文書にも記載が見られることから、奈良時代からすでに朝廷との関わりがあったと考えられている。平安時代の「延喜式」では、往馬坐伊古麻都比古(いこまにいますいこまつひこ)神社として、官弊大に列せられた。鎌倉時代に、二柱の産土神に五柱の八幡神が合祀され、現在に至る。境内を覆う鎮守の杜は、太古から変わらぬ姿で、県の天然記念物に指定されている。毎年10月に、県指定無形民俗文化財の「火祭り」が行われる。
拝観自由
拝観無料
近鉄奈良線「一分駅」から徒歩7分、または近鉄奈良線「生駒駅」からバス「中菜畑2丁目」~徒歩5分