大化2年(646年)に法道(ほうどう)仙人が、黒頭峰(くろづほう)の嶺にかかる金銀珠玉の雲の架け橋を見て、宝橋山(ほうきょうざん)と号したことが始まりと伝わる。かつては七堂伽藍二十一か坊の堂宇を誇ったが、明智軍の兵火に遭い消失した。その時、村人が雑兵にまぎれて守り奉ったのが、現存本尊十一面観世音菩薩と言われる。明和7年(1771年)の作とされる「山門」や、丹波篠山市指定有形文化財「木造弁財天」、兵庫県指定文化財「釈迦八相涅槃軸」などの寺宝を有する。本堂に続く階段の麓には、不老長寿の水「観音名水」が湧いている。花の寺としても知られ、春の桜、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬のツバキと、四季折々の美しさを楽しめる。
9:00~16:00
春の桜・秋のもみじのシーズンのみ入山有料/大人500円、高校生以下無料
JR福知山線「篠山口駅」・「柏原駅」からバス「大山新」~徒歩30分