世界文化遺産に登録されている下鴨神社の、太古からの植生を残す社叢。広さ約12万4000平方mの広大な森には、樹齢200~600年の古木が自生し、学術的にも貴重な森とされる。ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹が多く、春の新緑をはじめ盛夏の深い緑、秋の紅葉と、四季折々の表情を楽しむことができる。糺の森には、瀬見の小川、泉川、奈良の小川、御手洗川が流れ、奈良・平安時代より数々の和歌や物語に歌われてきた。神奈備の森(かんなびのもり/神の宿る森)として、畏敬の念をもって人々に守られ、受け継がれている。
京阪「出町柳駅」から徒歩10分、またはJR・近鉄「京都駅」もしくは地下鉄烏丸線「北大路駅」から市バス「下鴨神社前」すぐ