上山高原は、兵庫県北西部鳥取県境(岩美町)に隣接していて「氷ノ山那岐山国定公園」に指定されている。また、但馬山岳県立自然公園のエリア内にも位置し、標高946㍍の頂上を中心にした高原である。昭和30年頃までは農耕牛の飼料供給の場であったが、機械化が進み高原の利用が無くなった事でクマザサ、灌木に覆われ草原の体を成さないようになっていたが、地元の方を中心に以前の草原にもどす復旧作業をして、現在の草原を取り戻した。国の天然記念物のイヌワシが棲む生物多様性豊かな草原は、豪雪地帯のため冬は閉ざされてしまい、春には新緑の草原、夏には但馬牛の放牧が見られ、秋にはススキ草原が銀色に輝き風の流れが穂を揺らし、一年を通して山頂からは周りの山々を見渡すことが出来、山の合間から日本海と港が見える。