上山高原エコミュージアムのエリアは兵庫県の北西部、鳥取県境付近に位置し、扇ノ山山麓に広がる上山高原や畑ケ平高原には以前、自然性の高いトチ、ブナ、ミズナラなどの広葉樹林と人の営みの中で生まれてきたススキ草原が広がり、イヌワシやツキノワグマを頂点に貴重で多様な生態系が生まれてきました。かつて昭和30年代頃までは、但馬牛の放牧地利用や、冬期の乾燥飼料(干し草)の生産場所として重要な役割を担って、一面ススキ草原であった。放牧利用、粗飼料生産をしなくなったため、クマザサが繁り、灌木に覆われていた。そのような状況をかつてのススキ草原に再生しようと地元民中心に活動をして現在のススキ草原を復活させた。上山高原エコミュージアムでは、この地域の自然や麓の集落などをまるごと生きた博物館ととらえ、かけがえのない自然を県民共有の財産として、復元し育むとともに自然と共生した歴史や暮らしを学び、実践する場作りを地域住民はじめ、多様な主体の参画と共同により進める取り組みを行っています。