六華苑は旧諸戸清六邸で、二代諸戸清六氏の新居として、明治44年(1911年)着工、大正2年(1913年)に竣工。鹿鳴館の設計で有名なジョサイア・コンドル設計による洋館と、池泉回遊式庭を持つ和風建築からなる。木造2階建スレート葺の洋館は、4層の塔屋が印象的。当時には珍しい塔屋の曲面ガラス、各室の暖炉など、細部の配慮が見どころ。和館は、明治期の洋風建築に併設する例があるが、これほど大規模な接続の設計は珍しい。1階西に客座敷、東に座敷があり、2階には洋館とも連絡する隠居部屋がある。
9:00~17:00(入苑は16:00まで)
毎週月曜(月曜が国民の祝日のときはその翌平日)
大人460円、中学生150円
JR関西本線・近鉄「桑名駅」からバス約8分「田町」~徒歩8分