伊勢志摩から続くリアス式海岸最南の地にある、波の侵食と大地震で隆起した凝灰岩の大岩壁。海岸線沿いに千畳敷、奥の木戸、鬼の洗濯場、蜂の巣といった15の特徴のある洞窟や絶壁が続き、鬼の見晴台といわれる展望台から熊野灘が一望できる。頂上には鬼ヶ城本城と呼ばれた戦国時代の城跡があり、そこから熊野古道・松本峠と連結するハイキングコースが整備され、一帯では春になると4種の桜が次から次へと開花する。波の荒れた日の鬼ヶ城は猛々しく激しい表情を見せる。
鬼ヶ城センター/9:00~17:00(カフェなどは異なる)
JR紀勢本線「熊野市駅」から「鬼ヶ城行」の三重交通バス約10分「終点」下車