約1600年前の古墳時代中期に造られた恵解山古墳を、後世に残すため整備された公園で、2014年の秋に開園。全長128m、後円部の直径約78.6m、前方部の幅約78.6mの前方後円墳は、周濠を含めると全長約180mとなり、乙訓地域最大の規模を誇る。約700点を納めた武器類埋納施設の発見により、1981年10月、国史跡に指定された。発掘調査で火縄銃の鉛玉などが出土したことから、山崎の合戦の際に、明智光秀がここを本陣とした説がある。数百個に及ぶ円筒埴輪と朝顔形埴輪、蓋形(きぬがさがた)埴輪が整然と並ぶ様子は、古墳が造られた時代を彷彿させる。武器埋納施設の原寸写真模型、古墳復元模型、乙訓地域地形模型も設置されているほか、あずまやとベンチのある休憩広場も併設。
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