天正12年(1584年)に、羽柴秀吉陣営と織田信雄・徳川家康陣営が対峙した「小牧・長久手の戦い」の中でも、激戦を繰り広げた「長久手合戦」の跡地に整備された公園。池田勝入斎恒興の戦死地に建つ「勝入塚」と、恒興の長男で、父とともに戦死した元助(庄九郎)の「庄九郎塚」(いずれも国指定史跡)や、古戦場を縮景で表現した広場、長久手合戦400年を記念して昭和60年(1985年)に設けられた長久手市郷土資料室があり、史跡めぐりの起点となっている。資料室の1階には、長久手合戦に関する資料が、2階には火縄銃や甲冑といった武具類のほか、県指定無形民俗文化財の棒の手などの民俗資料が展示されている。北へ徒歩20分ほど行くと、合戦の際に家康軍が陣を張った色金山に整備された歴史公園がある。
長久手市郷土資料室/9:00~17:00(入室16:30まで)
長久手市郷土資料室/毎週月曜(祝休日の場合は翌平日)、12月28日~1月4日
無料
東部丘陵線リニモ「長久手古戦場駅」から徒歩3分