“落ちそうで落ちない岩”として、受験生の人気を集めている八丈岩。室町時代後期、三雲典膳が築城したと伝わる三雲城の城址にあり、岩の近くには「合格祈願石」と呼ばれる石が置いてあり、受験シーズンには多くの学生が訪れる。八丈岩は、真田十勇士のひとり、猿飛佐助が修行に使ったという伝説も残るほか、三雲城が司馬遼太郎作の小説「風神の門」の舞台となるなど、多彩なエピソードがある。八丈岩の後方の岩群の中には、六角氏の家紋である四つ目結を刻んだ岩もある。野洲川と、対岸の竜王方面の美しい眺望も必見。
JR草津線「三雲駅」から車約10分、または名神高速道路「栗東湖南IC」から車約30分