古い町並みの残る大和郡山市洞泉寺町(とうせんじちょう)に位置する町家建築。大正13年(1924年)に建てられた、当時では珍しい木造三階建て遊郭建築で、遊郭として一世を風靡したが、昭和33年(1958年)に廃業した。意匠を凝らした欄間や、上質な数寄屋造りの小部屋など、特殊な建築技法を各所に取り入れ、遊郭建築ならではの造形美を創出するとともに、大和郡山のかつての栄華と当時の上流花街の繁栄を今に伝える。平成26年(2014年)に国の有形文化財に登録された。コーヒーを飲みながら、観光情報も入手できる「町家カフェ語らい」もある。
9:00~17:00(入館は16:30まで)
毎週月曜(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、祝日の翌日
無料
JR関西本線「近鉄郡山駅」もしくは近鉄橿原線「郡山駅」から徒歩8分