たつの市新宮町新宮および宮内に位置する大規模な集落跡で、生活の跡は縄文時代から平安時代にまで及んでいる。この集落跡が最盛期を迎えたのは、2000年余り前の弥生時代中期とされている。発掘調査により、円形や方型の竪穴(たてあな)住居、溝を巡らせた墓の跡、多数の建物跡や並行する大溝群のほか、大量の土器や石器が発見されている。なかでも分銅型土製品は、県内最多の出土数を誇る。現在は、西播磨を代表する弥生時代集落として、竪穴住居や掘立柱建物などが復元され、史跡公園として整備されている。たつの市新宮総合支所内にある「たつの市立埋蔵文化財センター」では、遺跡の出土品などを展示している。
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JR姫新線「播磨新宮駅」北口から徒歩5分