旧東海道沿いの六地蔵に位置し、江戸時代「和中散」を売る「ぜさいや」の本舗として栄えた大角弥右衛門家の邸宅。「和中散」とは旅人のための道中薬を指す。贅を尽くした玄関や隠居所の欄間、重厚な店の間など、昔の豪商の生活ぶりが伺える。仕事場の木製の動輪や、歯車の付いた製薬用石臼なども残されている。店舗のほか、製薬場、台所、居間、玄関、屋敷、正門、隠居所などが、国の重要文化財に、そして住宅全体が国の史跡に指定されており、小堀遠州作と伝えられる庭園は国の名勝に指定されている。
電話にて事前予約が必要(春、秋の特別公開期間を除く)
見学料/500円
JR草津線「手原駅」から徒歩25分もしくはこんぜめぐりちゃんバス約8分「旧和中散本舗」下車