明治初期に生野鉱山開発に携わったフランス人技師・ムーセの元居住宿舎。明治21年(1888年)に神子畑に移築され、事務舎として利用されていた。コロニアルスタイル(植民地様式)の洋館で、建物の周囲にはベランダをめぐらせ、外壁の四隅には石を積み上げたように見せるコーナー・ストーンの技法が用いられている。平成4年(1992年)に県重要文化財に指定された。ムーセ旧居の前にあるサルスベリは、樹齢推定約200年、根回り257cm、樹高約8mの大木で、例年8月中旬になると深紅の花を咲かせる。
10:00~17:00
毎週水曜(祝日の場合は翌日)
観覧無料
JR播但線「新井駅」から車約20分、または播但連絡道路「朝来IC」から車約15分