住吉公園の西側にそびえる高燈籠は、鎌倉末期の創建(不詳)とも伝わる日本最初の灯台で、かつては現在地より西へ約200mの地点にあったものが復元移築された。海岸近くにあった時は、最上部に灯りを点し、大阪湾を航行する船の目印として、灯台の役目を果たしていたと推測される。江戸時代の摂津国の旅行案内書として知られる「摂津名所図会」にも登場する。高さは約21mあり、威風堂々とした美しい姿は観るものを魅了し、地元の人々にも愛されている。内部は螺旋階段がついており、史料館として月に数回公開される。
外観/見学自由 ※内部公開/第1・3日曜10:00~15:00、第2・4日曜10:00~13:00
無料
南海本線「住吉大社駅」から徒歩5分