築造時期は、5世紀後半の前方後円墳。墳丘長は約300m、前方部の高さは25.9m。百舌鳥古墳群の南東部に位置する。墳丘は陵墓参考地であるが、反正天皇陵とする民間伝承もある。発掘調査の結果、後円部東側の濠の中から墳丘と堤をつなぐ大きな木橋の痕跡が発見されたほか、築造時は二重の周濠をもつ古墳であることが分かった。円筒埴輪や、須恵器の大甕、濠からは形象埴輪や木製の埴輪などが見つかっている。2019年7月「百舌鳥・古市古墳群」の一つとして、ユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産に登録された。
JR阪和線「百舌鳥駅」もしくは地下鉄御堂筋線・南海高野線「中百舌鳥駅」から徒歩26分