約1800~1900年前の、弥生時代後期の遺跡。100点を超える鉄製品をはじめ、多数の石製鍛冶工具類などの出土品が発見され、鉄器づくりを行っていたことがわかっている。23棟の竪穴建物跡が見つかり、うち12棟が鉄器づくりを行っていた鍛冶工房であった。現在は、復元された建物跡を見学できるほか、遺跡に隣接する五斗長垣内遺跡活用拠点施設では、鍛冶体験などのイベントも定期的に開催している。鉄が貴重であった時代、これほど多くの鍛冶工房が発見された遺跡は少なく、当時の鉄器づくりの様子を詳しく知ることができる貴重な遺跡として、平成24年(2012年)に国の史跡に指定された。
五斗長垣内遺跡活用拠点施設/9:00~17:00
五斗長垣内遺跡活用拠点施設/毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、毎年12月28日~1月3日
五斗長垣内遺跡活用拠点施設/入館無料
JR神戸線「三ノ宮駅」もしくは「舞子駅」から高速バス「北淡IC」~車約7分