芝ヶ原古墳は、丘陵上に立地する前方後方形の古墳で、後方部の中心に組合式木棺が納められ、銅製腕輪「銅釧(どうくしろ)」や鏡、玉類などが出土している。昭和61年(1986年)の発掘調査でその全容が明らかとなり、出土品から、卑弥呼の時代に築造された日本最古級の古墳として注目を集め、国の史跡に指定され、出土品も一括で重要文化財に指定された。平成25年度(2013年度)に史跡公園として整備され、古墳や古代寺院跡などの分布を示す磁器製の立体模型がある体験広場や、説明パネルを備えた休憩室が設けられた。出土品は、城陽市歴史民俗資料館に展示されている。
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