貝殻山貝塚は、弥生時代前期に形成され、全国最大規模の弥生時代の集落「朝日遺跡」の出発点となった場所として、古くから学界で注目されてきた遺跡。朝日遺跡の南西部に位置し、昭和46年(1971年)に貝殻山貝塚周辺の約1万平方mが国の史跡に指定された。約800年間にわたり人が住み続けていたと考えられ、出土した遠賀川(おんががわ)式土器は、初期弥生文化が伝播した東端の様相を示す資料として知られる。貝塚に隣接する「あいち朝日遺跡ミュージアム」では、アニメ映像やジオラマなどで遺跡の成り立ちや出土品などを紹介するほか、弥生時代の体験プログラムなどを行っている。
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