大正期、旧帝国ホテル建設のため来日していた近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトにより、灘の酒造家・八代目山邑太左衛門氏の別邸として設計された建物。1974年に国の重要文化財に指定され、1989年より一般公開されている。芦屋川から望む南斜面に沿うように建てられた外観、彫刻を施した大谷石、マホガニーの複雑な木組や銅板の飾り金具などにライトの建築の特徴を見ることができる。屋上のバルコニーからは、六甲の山並みや市街地、大阪湾の眺望も楽しめる。毎年ひなまつりの時期にあわせ、同館に縁の深い雛人形を展示公開する。
10:00~16:00(入館は15:30まで)
毎週月火木金曜、雛人形展示期間(毎年2月中旬~4月上旬)/毎週月木曜(祝日および3月3日は開館)
大人500円、高中小生200円
阪急「芦屋川駅」から北へ徒歩10分、またはJR神戸線「芦屋駅」から北西へ徒歩15分