下鴨神社の南にある旧三井家下鴨別邸は、大正14年(1925年)、三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の八郎右衞門高棟(たかみね)により建築された。主屋、玄関棟、茶室の3棟からなり、木造3階建ての主屋は、木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸を移築したもので、望楼が特徴的。主屋の玄関部分として増築された玄関棟は、書院造を基本としながらも洋風の趣。茶室は三畳次の間が付いた四畳半広間と、一畳台目の小間の簡素な構成。庭園にはひょうたん型の池、灯籠や巨大な鞍馬石が置かれた築山があり、園路が巡る。平成23年(2011年)6月に重要文化財に指定された。新緑の青もみじや秋の紅葉の名所。※主屋2・3階および茶室は通常非公開
9:00~17:00(受付は16:30まで)
毎週水曜(祝休日の場合は翌日)、12月29日~31日
一般(平日)500円・(土日祝)600円、中高生300円、小学生200円
京阪「出町柳駅」から徒歩5分、またはJR・近鉄「京都駅」から205系統の市バス「葵橋西詰」~徒歩5分