標高約272mの八幡山山頂にある山城跡。豊臣秀吉の甥で養子であった秀次が、安土城が落城してから3年後に築いた。本丸の石垣のほか、小曲輪や秀次館跡、家臣団館跡群と思われる曲輪群が階段状に残っている。本丸跡には、京都から移築された秀次の菩提寺、村雲御所瑞龍寺(むらくもごしょずいりゅうじ)がある。秀次館跡からは金箔瓦が多数出土し、とくに秀次の馬印である沢瀉紋(おもだかもん)の飾り瓦が発見されるなど、築城当時の豪華さが伺える。
JR琵琶湖線「近江八幡駅」からバス約7分「大杉町八幡山ロープウェイ口」~徒歩5分