南北朝時代の武将・赤松円心が築いた山城。赤松円心が建武政権から離反した足利尊氏に従い、後醍醐天皇側の新田義貞の軍勢を迎え撃つべく、築城したと伝わる。源氏の白旗が飛来して現れたという伝説から、白旗城の名がついたとされる。標高約440mの白旗山上にあり、東西約350m、南北約850mにわたって築かれた曲輪群は、戦国時代前半まで改修され続けたと考えられており、播磨の中世山城の中でも破格の巨大さを誇る。眺望が良く、櫛橋丸跡からは、播磨科学公園都市を一望できる。国指定史跡。
智頭急行「河野原円心駅」から徒歩20分