西池(鴨池)に浮かぶお社。元和3年(1617年)に林田藩祖・建部政長(たけべまさなが)が、干害対策として水路を築いた際、池の中に須浜形の小島を造り「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」を祀ったのがはじまりとされる。「林田八景」のひとつに数えられ、三代藩主政宇は池を眺める別荘として、西御殿(発興亭)を作らせたと伝わる。池の南側には、池の築造由来などを記した「西池の碑」が残っている。参拝だけでなく、季節や時の移ろいによって表情を変える幻想的な景色が、フォトスポットとして人気を集めている。
JR神戸線・山陽電鉄「姫路駅」から「林田経由山崎行」の神姫バス「林田」~西へ徒歩20分