近年まで料亭・料理旅館であった「鍵屋」を、江戸時代に京街道や淀川を往来する上で重要な場所であった「枚方宿」の歴史を紹介する資料館として利用している。「鍵屋」は、江戸時代後期には街道を行き来する人々の宿泊施設、淀川往来の船を待つことのできる「船待ち宿」として栄え、当時の町家構造を伝える主屋は、平成9年(1997年)に枚方市の有形文化財に指定された。旧料亭の建物を利用した木造2階建ての別棟では、枚方宿や淀川の舟運にまつわる古文書や発掘資料、絵画、模型、映像などを展示する。客室の雰囲気を伝える建具や調度品、折り上げ格天井が特徴の豪華な大広間など、旧料亭の風情ある建築そのものも魅力のひとつとなっている。
9:30~17:00(受付は16:30まで)
毎週火曜(祝休日の場合は翌平日休館)
大人200円、中学生以下無料 ※主屋のみの見学は無料
京阪「枚方公園駅」から西へ徒歩5分