清水寺に続く坂道で門前町として発展した。清水寺の三重塔(子安塔)は、もとは安産祈願の泰産寺に属したことから、この坂道が産寧坂と呼ばれるようになったという説がある。産寧坂に続く二年坂は大正時代に整備されたもので、産寧坂が三年坂とも呼ばれたことからその名がついた。かつての市電軌道の石畳を活用した道の両側には、みやげ物店や陶器の店がひしめき、一年中観光客で賑わっている。産寧坂の下には江戸時代の虫籠窓のある町家が残る。
京阪「清水五条駅」もしくは地下鉄東西線「東山駅」から徒歩20分、またはJR・近鉄「京都駅」から206系統の市バス「清水道」もしくは「五条坂」~徒歩5分