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天平時代に行基が定めた港町「摂播五泊」のひとつ。江戸時代には、西国大名が参勤交代で船を乗降する拠点として賑わった。姫路藩の御茶屋は、朝鮮通信使の接待にも使われた。七曲りと呼ばれる入り組んだ海岸線沿いに、集落が静かにたたずみ、かつての豪商の屋敷を改築した民俗館と海駅館が、往時の栄華をしのばせる。木曽義仲の側室だった友君が戦を逃れ、室津で遊女になり、のち仏門に入ったという伝説が残り、遊女発祥の地ともいわれている。
山陽電鉄「網干駅」から「室津行」のバス約20分「室津」下車