町の大半の民家が江戸時代の姿を残す橿原市今井町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。浄土真宗称念寺の寺内町として戦国時代に発達し、江戸時代には「大和の金は今井に七分」といわれるほどの繁栄を見せた。東西600m、南北300mの範囲に、伝統的な民家や商家が密集し、そのうちの8軒が国の重要文化財に、2軒が県の文化財にそれぞれ指定されている。今井まちなみ交流センター華甍では、江戸時代の町並みを残す、今井の歴史町並みについての展示コーナー、映像シアター、情報提供の図書館などがある。
近鉄「八木西口駅」から徒歩5分、またはJR桜井線「畝傍駅」から徒歩10分