真言宗御室派の総本山で、「古都京都の文化財」の構成資産として、世界遺産に登録されている。仁和4年(888年)に宇多天皇によって創建された。桃山時代の御所で、即位の大礼などが行われた紫宸殿(ししんでん)を移築した金堂は、国宝に指定されている。堂内には、本尊の阿弥陀三尊像や四天王像、帝釈天像などが安置されている。諸建造物以外の一部の文化財は、境内の霊宝館で一般に公開される。「名勝御室桜」が「日本さくら名所100選」に選ばれているほか、春から初夏にかけての「御室ツツジ(コバノミツバツツジ)」や、「御室もみじ」の新緑も必見。2021年3月に御所庭園が、国の名勝に指定された。
【仁和寺御所庭園】3月~11月/9:00~17:00、12月~2月/9:00~16:30(いずれも受付は閉場30分前まで) 【霊宝館】3月~11月/10:00~17:00、12月~2月/10:00~16:30(いずれも受付は閉場30分前まで)
無休、霊宝館/毎週月曜(祝日を除く)
仁和寺御所庭園/大人800円、高校生以下無料 ※境内自由(特別入山料が必要な期間あり)
京福電鉄「御室仁和寺」下車、またはJR嵯峨野線「花園駅」から徒歩15分、またはJR嵯峨野線「円町駅」(西ノ京円町・円町バス停)から市バス・西日本JRバス「御室仁和寺」下車、またはJR・近鉄「京都駅」から市バス・西日本JRバス「御室仁和寺」下車