佐保山の山麓、「歴史の道」の道標沿いに佇む奈良時代創建の尼寺。本尊・阿弥陀三尊像(重文)は、天平時代の作で木心乾漆造。豊臣秀吉や徳川家の寄進を受けながら再興を重ね、大門、本堂(ともに奈良県指定文化財)や客殿(重文)は、いずれも江戸時代前期に活躍した茶人・小堀遠州らによって造営された。春日山や御蓋山を借景にした非常に風情のある“遠州好み”の庭園では、椿や皐月など、色とりどりの花木や山野草が美しく咲く。県内では珍しい徳川家ゆかりの霊廟建築・御霊屋もある。
9:00~11:00(要予約・5人以上)
7月~8月、12月~2月
大人1000円
JR「奈良駅」・近鉄「近鉄奈良駅」から「大和西大寺駅行」のバス「佐保小学校」~徒歩3分、または近鉄「大和西大寺駅」から「近鉄・JR奈良駅(西口)行」のバス「佐保小学校」~徒歩3分