東海道の鳴海宿と池鯉鮒(ちりゅう)宿の間に、茶屋集落としてつくられた間の宿(あいのしゅく)。みやげ用に始めた絞り染めで栄えたが、天明4年(1784年)の大火でほぼ全戸が焼失。復興を機に、瓦葺き屋根、塗籠造、なまこ壁などの防火建築が取り入れられたことから、豪壮な商家の町並みができあがった。今も街道に面して絞り問屋の母屋や蔵が並び、歴史的な景観を見せる。町並みの中ほどにある有松・鳴海絞会館では、有松絞りの実演、展示、紹介や体験、販売を行っている。
有松・鳴海絞会館/9:30~17:00(実演16:30まで)
有松・鳴海絞会館/年末年始、臨時休館日
有松・鳴海絞会館(2階見学料金)/大人300円、小人100円
名鉄名古屋本線「有松駅」から徒歩3分