藤井寺という地名の起源となった、真言宗仁和寺御室派の寺。725年に聖武天皇の勅願により行基が開創したとも、百済系王氏の子孫である葛井連(ふじいのむらじ)の氏寺とも伝えられる。本尊の十一面千手千眼観音菩薩は、実際に1041本もの手を持ち、掌にはそれぞれ眼が描かれている。天平仏の代表的な仏像として国宝に指定されており、毎月18日に開帳が行われる。葛井寺は、西国三十三カ所観音霊場巡礼の第5番札所として多くの参拝者があり、境内の藤の美しさでも知られている。
8:00~17:00
毎月18日御開帳の内拝料/500円
近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩5分