大化改新を行った天智天皇の都、近江大津京旧跡に鎮座し、天智天皇を御祭神とする勅祭社。琵琶湖を見下ろす景勝地である境内は、約20万平方mの深き樹林とともに、心安らぐ風景につつまれ、朱塗りの楼門をくぐると、回廊づたいに外拝殿、内拝殿、本殿と続く。その重厚な造りは「昭和づくり・近江づくり」と称され、昭和を代表する神社建築として国の登録文化財に指定されている。天智天皇が大津京に漏刻(ろうこく)-水時計-を設け、日本の時刻制度を定められたことより、境内には漏刻台や日時計、古代火時計などがある。境内にある「時計館宝物館」でも、日本最古級の懐中時計をはじめ、古今東西の時計を展示している。百人一首かるたでも知られている。
6:00~18:00 ※時計館宝物館/9:30~16:30、授与所/9:00~16:30
時計館宝物館/毎週月曜(祝休日の場合は開館)
時計館宝物館入館料/大人300円、中小生150円
京阪「近江神宮前駅」から徒歩9分、またはJR湖西線「大津京駅」から北西へ徒歩15分