長承元年(1132年)に、新義真言宗の宗祖覚鑁(かくばん)上人が建立した名刹。最盛期の室町時代末期には、新義教学の本山として大学のような機能を持つ巨大寺院に発展した。豊臣秀吉の紀州攻めの際、国宝大塔、本尊像、大師堂は災禍をまぬがれた。現存する日本最大の木造大塔は国宝、本尊像と大師堂は国の重要文化財に指定されている。広い境内は国史跡であり、桜と紅葉の名所としても名高い。令和元年(2019年)に、大伝法堂、不動堂(八角堂)、光明殿、行者堂、聖天堂、大門の6棟が、新たに国の重要文化財に指定された。
4月~10月/9:10~16:30、11月~3月/9:10~16:00
入山拝観料/500円
JR阪和線「和泉砂川駅」・南海本線「樽井駅」から和歌山バス那賀岩出樽井線「根来寺」下車もしくは岩出りんくう線「岩出図書館」から徒歩10分、またはJR阪和線「紀伊駅」から和歌山バス那賀紀伊粉河線「根来」~徒歩20分