舞鶴は、第二次大戦後13年間にわたってシベリア抑留からの生還者、旧満州や朝鮮半島からの引揚者など約66万人が上陸を果たした地。その多くがシベリア抑留の生還者だったことから、「舞鶴引揚記念館」では、戦後にシベリア抑留された旧日本兵などの労苦を伝える展示が中心となっている。抑留中に日本の家族へ送ったはがき、抑留の様子を伝える日誌、極寒のシベリアで着用していた防寒着などの展示のほか、体験者の証言などをもとに収容所の中を再現した「抑留生活体験室」がある。展示資料の一部は、2015年にユネスコ世界記憶遺産(世界の記憶)に登録された。
9:00~17:00(入館は16:30まで)
毎週水曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月1日
一般400円、学生(小学生~大学生)150円 ※赤れんが博物館との共通券/一般600円、学生200円
JR舞鶴線「東舞鶴駅」からバス約20分「引揚記念館前」下車、または舞鶴若狭自動車道「舞鶴東IC」から車約15分