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南伊勢の玄関口にあたる「松阪」は、古くから交通の要衝で、天正16年(1588年)に戦国武将・蒲生氏郷が松坂城を築いてから城下町として発展した。氏郷は商工業も奨励し、江戸時代には藍染めの松阪木綿が流行するなど、この時期に後の商都松阪の基礎が築かれた。槙垣の美しい屋敷が残る殿町など歴史的な町並みの中で、とくに目を引くのが御城番屋敷。城を警護する複数の武士家族が住んだ二棟の武家長屋で、全国的にも珍しく、今も住まいとして使われている。
近鉄山田線・JR紀勢本線「松阪駅」下車