丹波の小京都として知られる城下町。篠山街道(京街道)の要衝で、徳川家康は関ヶ原の合戦後、西国へのにらみをきかすため、藤堂高虎に命じて6か月で篠山城を完成させた。今も見事な石垣と濠が残り、春は桜の名所となる。一大名としては破格の規模という大書院も2000年に復元された。城下の町割りの際、城の西側の南北に続く通りに住まわせた御徒士衆(おかちしゅう)の武家屋敷が残っており、江戸時代末期の雰囲気を感じられる。レンタサイクルで回ると便利。
JR宝塚線「篠山口駅」から「篠山営業所行」のバス約15分「本篠山」下車