天平5年(733年)、お告げにより、僧・善光が浜辺に漂着した不思議な光を放つ木で、十一面観音像を刻んで安置し、小松寺と名付けた。百数十年が過ぎ、荒れ果てた観音像に、自分の笠をかぶせた心優しい娘をみそめた藤原兼平は、彼女を妻とし、縁を結ばれた2人は寺を復興、笠覆寺と改めた。以後、笠寺観音と呼びならわされ、笠寺の地名の起こりとなった。鐘楼の梵鐘は、鎌倉時代の再興によるもの。以後も再興を繰り返し、現在は往時の壮観を取り戻している。
8:00~16:00
無休
無料
名鉄「本笠寺駅」から徒歩3分、またはJR東海道本線「笠寺駅」から徒歩20分