吹田市の紫金山公園内に位置する神社で、社伝によると、崇神天皇の時代に大和から奉還して大神宮と称し、その後、応仁の乱で焼失した。慶長15年(1610年)に再建された本殿は、全国的にめずらしい七間社で、桃山様式の絢爛たる紋様が施されていた。平成20年(2008年)、不審火により全焼したが、保存されていた資料と新たな調査により復元、約400年前の建立当初の建築様式、色彩が甦った。吉志部神社の周辺は、緑の美しい鎮守の森、秋祭にまつわる大蛇伝説を持つ釈迦が池、参道の松並木など昔ながらの景観が残る。
JR京都線「岸辺駅」から徒歩20分、またはJR京都線「吹田駅」から阪急バス「紫金山公園前」下車