とんちで有名な一休禅師が再建し、晩年に隠棲した臨済宗大徳寺派の禅寺。もとは、正応年間(1288~1292年)に大応国師が建てた妙勝寺で、荒廃していたものを、康正2年(1456年)に一休禅師が御堂を建て、宗祖の恩に報いるという意味を込めて酬恩庵と名づけた。一休は風雅な檜葺きの虎丘庵に住んだという。本堂は室町時代の建築、方丈、庫裏、東司などは江戸時代のもので、一休和尚像とともに国の重文。方丈庭園は苔むした自然石が美しい。
9:00~17:00、宝物館/9:30~16:30
大人(中学生以上)500円、小人250円
近鉄京都線「新田辺駅」から徒歩20分、またはJR学研都市線「京田辺駅」からバス「一休寺」~徒歩5分