平安時代に疫病や災厄を鎮めるため各地で盛んに営まれていた「御霊会(ごりょうえ)」のひとつである「紫野御霊会」を創祀とする古社。平安建都以前より、この地に疫神を祀る社があったとされる。長保3年(1001年)に、霊夢により、新たに設けられた神殿三宇とともに、今宮社と名づけられた。本社殿は明治29年(1896年)に焼失し、現在の本殿は明治35年(1902年)に再建されたもの。西陣をはじめ、多くの人々の崇敬を集めている。毎年4月第2日曜に行われる「やすらい祭り」は、「鞍馬の火祭」「広隆寺の牛祭」とならぶ京の三奇祭のひとつで、民俗無形文化財に指定されている。
社務所/9:00~17:00、終日参拝自由
参拝自由
JR嵯峨野線「二条駅」から市バス「今宮神社前」すぐ、またはJR嵯峨野線「円町駅」から(西ノ京円町バス停)市バス「船岡山」~徒歩7分、またはJR・近鉄「京都駅」から市バス「船岡山」~徒歩7分