織田信包(信長の弟)が天正8年(1580年)に津城を創築。その後、藤堂高虎が四国伊予の今治(愛媛県)から入封して、慶長16年(1611年)に大規模な改修を行った。さらに、高虎は、参宮街道を城下に引き入れるなど津の基礎づくりを行い、明治維新まで津は32万石の城下町として栄えた。明治時代以降、堀が埋められ新しい道や町がつくられるようになり、現在では本丸、西之丸、内堀の一部を残すのみとなったが、昭和33年(1958年)に建築された隅櫓の三層の白壁に老松が映え、苔むす石垣とともに昔を偲ぶことができる。
近鉄「津新町駅」から徒歩10分、またはJR紀勢本線「津駅」から「津新町行」のバス「岩田橋」~徒歩3分