年間降雨量5000mmという世界有数の雨水量を誇る大台ヶ原は、多量の雨が湿潤な気象条件を生み出し、南の島屋久島と並ぶ我国を代表する原生林を形成。モスフォーレストと呼ばれるコケの多い林や、壮大で水量豊かな渓流と滝などを生み出している。正木ヶ原や大蛇ぐら(ダイジャグラ ※ぐらは山冠に品)に代表される、ほかでは類の無い自然の造形を見ることができる。未開の原生林は、野生動植物の宝庫となっており、カモシカをはじめ、日本鹿や珍しい植物を四季を通じて観察することができる。
ビジターセンターまで/近鉄「大和八木駅」から奈良交通バス「大台ヶ原」下車