「瘤(こぶ)取りの神」として有名な神社で、三十六歌仙の一人として知られる猿丸大夫(さるまるだゆう)を祭神とし、地元では“猿丸さん”として親しまれている。猿丸大夫の霊廟に神社を創建したのが始まりといわれ、神社に伝わる絵馬(正保2年/1645年)には、禅定寺地区の氏子中が社殿を建立したとある。瘤、出来物、腫物の病気平癒の祈願に加え、歌道の神である猿丸大夫の徳を慕う参詣者がこの地を訪ねる。境内には神使としての石造りの猿が鎮座し、小さくて愛らしい猿みくじが人気。毎月13日には月例祭が行われる。モミジの隠れた名所でもある。
社務所/8:00~16:00
JR奈良線・京阪「宇治駅」もしくは近鉄「新田辺駅」から京都京阪バス「維中前」~徒歩40分もしくは「長山口(おとのやまぐち)」~徒歩45分