「桶狭間の戦い」(1560年)の前日に今川義元が入城し、織田方への攻撃の準備をしたとされる城。本丸、二の丸、諏訪曲輪、内堀、侍屋敷といった主要な遺構が残り、史跡公園として保存整備されている。本丸部分の発掘調査により、16世紀を中心に3期にわたり整備改修されたことが明らかとなり、居館としての城から戦国時代の城郭機能を備える城へ、その後、戦国時代の終了とともに廃城となった変遷がうかがえる。「天文十七」と書かれた木簡や天目茶碗など、多くの遺物も発見されている。市指定史跡。
名鉄本線「前後駅」からバス「本郷口」~徒歩15分