高槻城は、永禄12年(1569年)に織田信長配下の和田惟政(これまさ)によって拡充され、その後、キリシタン大名の高山右近が城主となった。大坂夏の陣の後、徳川幕府が西国支配の拠点の一つとして整備し、慶安2年(1649年)以降、譜代大名永井家の居城となった。明治時代の廃城により、建物や石垣、堀は失われている。現在、本丸跡は府立高校、三の丸跡の一角が高槻城公園となり、高山右近の銅像が建つ。付近には城内社であった野見神社や、高槻城について展示している高槻市立しろあと歴史館がある。大阪府指定史跡。
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