法隆寺東院伽藍の東側にある中宮寺が最初に建てられた場所。発掘調査によって、塔と金堂が南北に並んで建てられていたことが判明し、これは聖徳太子が建立した斑鳩寺(若草伽藍)と同じ建物配置である。講堂や回廊は見つかっていないことから、当初から建てられていなかったようである。中宮寺跡は全域が国史跡の指定を受け、現在は歴史公園として整備されている。特に秋のコスモスの時期は、多くの人が訪れる憩いの場となっている。
JR大和路線「法隆寺駅」から徒歩25分もしくは奈良交通バス「中宮寺前」~北東へ徒歩10分、または近鉄「筒井駅」から奈良交通バス「法起寺口」から北西へ徒歩6分