奈良県橿原市中心部、橿原神宮の北側にそびえる大和三山のひとつで、平成17年(2005年)に名勝指定された。三山の中では最も高く、標高は199.2m。田の畝のようにくねくねとした尾根を多く持つことから、畝傍山(うねびやま)という名前がつけられたとされる。神武天皇陵など名所旧跡が点在する地にあり、古事記や日本書紀にも登場するほか、万葉集には中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が詠んだ、香具山(かぐやま)と耳成山(みみなしやま)が、この畝傍山をめぐって争う有名な歌がある。
近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」から徒歩10分